農産物

地域概要

 JAあさひかわが位置する上川盆地は北海道のほぼ中央部に位置し、大雪山系からの豊かな水と肥沃な土地に恵まれた環境の中で、主産作物のお米をはじめ、畑作、野菜、花き、果樹など、多くの実りを日本中に届ける農業の盛んなまちです。
 また、旭川市の特徴は盆地特有の内陸型となっており、寒暖差が大きい四季の変化に富んだ気象条件となっております。
 主産作物の水稲は、北海道のクリーン農業認証制度であるYES!clean米をはじめ、特別栽培米や、有機JAS認証米などの付加価値栽培を積極的に取り入れ、YES!clean認証については、野菜でも16品目で取得するなど、地域全体でクリーン農業に取り組んでおり、消費者に安全・安心な食をお届けするため、生産者と役職員が一丸となって取り組んでおります。

主要農産物

 JAあさひかわトップブランド特別栽培米「ゆめぴりか」をはじめ、YES!clean米や有機JASの取り組みなど、付加価値栽培が盛んに行われています。

黒大豆

 手選別や色彩選別機をはじめ、豆を磨くことにより、光沢を付ける等様々な手間を加えた当JAの黒大豆は、「黒い恋人」としてブランド化しており、様々な加工品に幅広く使用されています。

そば

 江丹別の大きな寒暖差により美味しいそばが生産されます。また、自然を利用した雪蔵貯蔵の「自然雪蔵そば」は低温高湿度の環境でじっくり熟成させ、甘味や香りが引き出され、より美味しくなっています。

畑作物

 大豆や、小麦も盛んに栽培されており、水稲と畑作を上手に転作することで連作障害の対策にもなっており、効率的な生産体制と畑作物の安定供給に努めています。

JAあさひかわ米について

令和6年産米作付面積 2,809.11ha
作付戸数 205戸

特色あるお米

有機JAS米

 JAあさひかわは、有機JSA米産地の確立を目指します。当管内では、石坂ファームを筆頭に有機JAS米の生産に取り組んでおり、令和4年産までは、石坂ファーム1戸の生産でしたが、環境負荷軽減の関心度が高まる昨今の世情を鑑み、より求められる米作りに取り組むべく令和5年産より新たに3戸の生産者が無農薬・無化学肥料米の生産に取り組んでおり、今後有機JSA認証を取得する予定です。

特別栽培米

 慣行栽培(従来の栽培方法)と比べて、肥料・農薬を最大限削減した「特別栽培米」の生産に取組んでいます。品種は北海道を代表する良食味米である「ゆめぴりか」に限定しており、作ったお米は「JAあさひかわ統一ブランド米」として位置づけ「特別栽培米部会」により生産されています。

名称JAあさひかわ特別栽培米部会
会長石坂 寿浩
構成員27名(令和6年)
事務局旭川市豊岡4条1丁目1-18 営農企画部内
TEL 0166-37-8855
FAX 0166-31-5377
設立平成24年7月10日設立

YES!clean米

 消費者に「クリーン」なお米をお届けするため、平成18年産米より「YES!clean米」の生産に取り組んで来ました。

 この取り組みは、農薬の使用回数(成分回数)を慣行栽培に比べ5割以上削減することや、良質米の生産を目指しスタートしました。水稲種子を温湯消毒するなど、環境にやさしいより安全な米の生産に取組み、今後も継続的に北のクリーン農産物表示制度「YES!clean米」の生産量増加を目指します。

GAPの取組み

 農作業を行う上で必要と定める項目に沿って、各工程の実施、記録、点検及び評価を行う手法が農業生産工程管理(GAP)であり、これを第三者認証機関の審査により認証を受け、求められる農業の「あり方」と農業経営の持続的な発展を実現する手段としてGAPに着目し認証農場の拡大を目指しています。

令和6年の認証農場

※ JGAP(ジェイ・ギャップ)は、Japan Good Agricultural Practices(日本の良い農業の取り組み)の略です。
※ ASIAGAP(アジア・ギャップ)は、Asia Good Agricultural Practices(アジアの良い農業の取り組み)の略です。